超優秀な”アスリート”を育成する方法とは?

超優秀な"アスリート"を育成する方法とは?

“アスリート”に求められる能力とは?

“アスリート”と言えば、強靭な肉体、底知れぬスタミナ、不屈の精神、幅広い視野、様々な知識が必要となってきます。

上記の5つは基本的な能力として、それぞれの競技に特化した能力が求められます。

僕らもスポーツ観戦をすると熱くなったり、悲しくなったりしますよね。

好きなチームが勝てば「よっしゃー!最高―!」と嬉しくなるけども、負ければ「ふざけんなよ…何やってんだよ…」と落ち込みます。

なので、求められる能力として、アスリートとしての魅力もあるかもしれません!

これら全ての能力を非常に高い状態で兼ね備えたアスリートが優秀と言えるでしょう!

日本の指導方法では優秀なアスリートが育たない!?

近年、スポーツ界では多くの問題が起きています。

指導者による体罰、指導者による反則行為の扇動、指導者による性暴力、選手の未成年飲酒や喫煙などなど…

枚挙に暇がありません。

これら全てを「各個人の人間性の問題だ!」なんて言ってたら、絶対に改善されることはありません!

問題は指導者や選手の人間性ではなく、指導方法の良し悪しです。

指導者よりも選手の方が年齢が若い人が圧倒的に多いです。

若いが故に未熟な点が多い分、指導者は彼らを正しい場所へと導いてあげなければいけません!

これは、どんな指導者にも出来るはずです!そう!今、読んだ下さっているあなたにも!

世界の超有名コーチが実践する”質問”

2015年ラグビーW杯において、当時世界ランク13位の日本が超格上の当時世界ランク3位の南アフリカに歴史的勝利を収めたのは、記憶に新しいでしょう!

この時、男子ラグビー日本代表を指揮したのはエディー・ジョーンズ監督でした。

彼の指導方法はテレビや書籍で取り上げられ、多くの話題を集めましたよね!

私はNBAが大好きで、TV中継を観戦することが多いのですが、NBA界で有名なコーチと言えばフィル・ジャクソン監督でしょう。

また、同じバスケットボール界で言えばジョン・ウッデン監督!NCAA界随一の超有名コーチです!

彼らに共通していたことは、アスリートに対して“質問”していたことです。

彼らは自分の経験や考えを教えたり、伝えたりするだけではなく、アスリート自ら気づけるよに指導していました。

あなたは教えられた時と、自ら気づいた時、どちらが行動的で意欲的に取り組んでいたでしょうか?

「これだ!」と気づけたとき、人は意欲的に行動しますよね。

人に教えられるよりも、試行錯誤した結果、編み出したやり方は自分にも合っていますよね。

それに、新しいやり方を考える過程も楽しいものです。

この“考える”プロセスの繰り返しが、優秀なアスリートを生み出す秘訣です。

優秀なアスリートを育成する質問10選

これから使える質問を幾つかご紹介します!

是非、今後の練習や試合、休憩時間に使ってみて下さい!

「何を試してみたい?」

選手の試してみたいことを引き出し、練習や試合で実践させる質問です。

実践なくして上達はありません。

選手が試してみたいことを、積極的に試させることで“考える”プロセスを繰り返します。

この時に大切にしたいことは、試した結果失敗しても怒らないこと!

これは非常に大事です。必ず怒らないで欲しいです!

試す度に怒っていては「どうせ、次試しても失敗して怒られるから、やらないでおこう。」とやる気をなくし、上達を妨げてしまいます。

試した結果、失敗してしまった。その時にする質問が…

「本当はどうしたかったの?」

この質問を使ってみて欲しいです!

失敗したということは、本当にやりたかったこととは違う動きやタイミングだったのでしょう。

もしかしたら、選手のそもそもの予測が間違っていたのかもしれません。

なので、この質問を使うことで、選手の真意を先ずは訊きます。

そうすることで、選手は「この人は、僕の話を聴いてくれるんだ。」と思うことでしょう。

積極的に試すことが出来る環境というのは、試すことが認められる環境です。

それを作るのは指導者である、あなたです!

「良かったところはどこ?」「なぜ、成功したんだろう?」

これは、試した結果、成功した時に使います。

成功した動き、タイミングの理由付けをすることで、これからも実践できるように促します。

現在も失敗したことに対して「なんで、そんなことやるんだよ!」と理由を問い質す指導者が多いです。

そして、「次はやるなよ!」と釘を打つのですが、これは逆効果です。

二度と失敗させたくないという気持ちは分かるんですが、人間の脳は「これはダメ!」と言われても、先ずはダメなことを記憶させます。

その次に、「ダメなこと」を記憶から打ち消そうとします。

といっても、完全に打ち消すことはできません。

これを何度も繰り返されると、「ダメなこと」が脳裏に焼き付いてしまうのです。

それでは、「失敗した行動+その理由」が、記憶として残るばかり。

そうなると、改善されるばかりか失敗を繰り返すようになるでしょう。

悪かったことは掘り下げずに、良かったことを掘り下げるようにしましょう!

「今、どんな気持ち?」

これは、試合前にオススメの質問です。

やっぱり試合前って緊張しますよね。

そんでもって、試合前に緊張し過ぎて普段の実力が出せない選手も多いんです。

なので、この質問を使うことで、選手の今の気持ちに気づかせてあげるんです。

緊張しているのか、余裕なのか、挑戦したい気持ちで一杯なのか。

とある監督曰く、相手チームに対して尊敬の念を抱いてる時に、チームが本領発揮するそうです。

となると、選手がどんな気持ちでいるのかは、非常に大切になってきますよね。

そして、選手が自分の気持ちに気づいてくれたら修正も出来るじゃありませんか!

そうしてチームに良い雰囲気を醸成していくんです!

「今日の練習終わりにはどうなっていたい?」

これは、それぞれの目標を訊く質問です。

指導者はしつこく選手に対して目標を訊く必要があります。

その理由としては、目標を口に出させることで記憶に定着させるためです。

目標がある選手とそうでない選手では、明らかに意欲が違います。

目標がある選手は、その目標に近づこうと誰かに教わったり、自分から調べたり、考えて努力します。

目標がある選手の成長率は、とんでもないくらいに高いのです!

もしよければ、その目標を紙に書くなり、周りに発表させるなどすると更に効果的です!

そして、練習終わりには反省会ではなく、改善会を開きましょう。

目標に近づくために出来ることを、考えさせる機会を与えることで”考える”プロセスを促します。

「チームの為に共有したいことは何?」

個人競技といっても、1人で練習するわけではありませんよね。

練習相手やチームメイトはいますし、監督やスタッフもいますよね。

この質問では彼らと意見を交わすことを促します。

より良いチームになるために、どうしたら良いのか。

お互いのレベルを上げるためにはどうしたら良いのか。

議論が生まれると考えることも促されます。

チームのマンネリ化を防ぎ、常に挑戦心をもってチームを運営することができます。

この質問は、チームを活性化させるためにも続けていきたい質問ですね!

「直したいところはどこ?」

これは普段の練習や試合で訊いている指導者も多いと思います。

これは率直に訊いていきましょう!

しかし、“本当に”直したいところを答えてくれるかは、指導者次第です。

指導者が選手の挑戦や考えを認められなければ、選手から”本当の”答えを引き出すことはできません。

ただし、この質問自体は非常に有効な質問です!どんどん使っていきましょう!

「どんな選手になりたいの?」

これは、いわゆる夢を訊く質問です!

夢があると、その夢に向かって突き進むことが出来ますよね!

なので、この質問をしたら、しっかりとその選手の夢を聴いてあげて下さい!

そして、その夢を具体化してあげてください!

具体化すると、いつ、だれと、どこで、なにを、どのようにしているのかが明確になり、より意欲が湧きます。

そして、夢への道のりも具体的にし易いのです。

計画が練りやすくなり、夢を叶える確率も上がるでしょう!

「いつ、夢を叶えたいの?」

先程の質問で夢を具体的にしたら、その夢を叶えた日付を入れましょう。

夢を夢で終わらせることも出来ますが、どうせなら叶えたくありませんか?

だったら、日付を入れて、それまでの計画を練るべきです。

そうすることで、達成確率は飛躍的に上がります!

これをチーム、そして選手個人、また指導者個人で行うことでチーム全体の士気もあがるでしょう!

「今日出来たことは何?」

これは、当日の総括として訊くとよい質問です。

練習したことや試合で試してみたことを振り返ることは非常に大切です。

口に出して、文字に起こして振り返ることで記憶の定着を促します。

そして、出来たことを話すことで自信や自己肯定感を高めます。

そうすることで、チームの士気を高めることもそうですし、次回の練習や試合でも自信をもって挑むことができるでしょう!

まとめ

幾つか質問をご紹介させて頂きました。

日本の指導方法は外国に比べると遅れていると言われています。

また、戦後の体育教育とスポーツを混同させている指導者も多く、スポーツ本来のもつ価値を忘れている指導者も少なくありません。

スポーツで大切なことは勝ち負けではありません。

スポーツで大切なことは楽しむことです!

結果にこだわって楽しみを忘れているようでは、スポーツとは言えません。

選手が楽しみながらスポーツをするためには、自力で考えて、それを試すことが出来る。

今風に言うと、自然とPDCAサイクルを回せる環境が必要です。

子供の頃、自分達で考えた遊びをしたり、野球も人数が合わない中ルールを変えて楽しんでいたのを覚えていませんか?

それがスポーツです!それでこそ、スポーツなんです!

指導者が選手の考えを認め、質問して引き出してあげることで、自ずと選手は楽しんでスポーツをするようになるでしょう!

そうなれば、結果的に優秀なアスリートが育つことでしょう!

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