“考える子供”を育てる方法とは?【実践編】

"考える子供"を育てる方法とは?

子供にとって親は唯一無二の存在

“考える子供”に育てるためにの存在は欠かせません。

良くも悪くも子供の成長は親によって左右されると言っても過言ではありません。

親が怒り過ぎれば子供は委縮し、本来の無邪気さや素直さを内に隠すようになります。そして、他人の表情を伺うようになります。終いには喋らなくなるかもしれません。嘘をつくようになるかもしれません。

親が甘やかし過ぎれば子供はワガママになるでしょう。「あれが欲しい!」「これが欲しい!」と欲求が止まることはありません。手にしなきゃ気が済まない。食べなきゃ気が済まない。見なきゃ気が済まない。成長してもワガママ度合いは変わることはありません。まるで、裸の王様のように自分がワガママであることに気づくことはありません。

“考える子供”に育って欲しい!

多くの親御さんが望んでいることでもありますが、考える子供に育って欲しいそうです。

考える子供、考える力がついた子供は物事をしっかりと判断できるようになります。感情で流され難くなり、自分の考えをもった子供になるでしょう。自分の考えに沿った行動が出来るようになり、芯の通った大人へと成長するでしょう。

普段の生活でも、考える子供は「今日は何をしようか?」「3時には何をしようか?」とタイムマネジメント出来るようになりますし、「これはどういうことだろう?」「もっと知るためにはどうしたらいいかな?」と新たな知識や情報をより深堀出来るようになります。

これって、素晴らしい事だと思います。親からの指示や教えでなく、自分から興味をもって調べ、知見を広げる子供って…素敵すぎる!

考える力をつけるためには…質問だ!

じゃあ、どうやって考える力をつけるのか、そのためには“質問”が必要です。

人間は、質問されると必ず考える生き物なようで、「今朝は何を食べたの?」「昨日は何をしたの?」という単純な質問にも答えを探してしまう生き物だそうです。

人間の習性を活かさない手はありません。子供に質問をすることで、常に考えさせるようにするのです。

そして、その考えを自ら話してもらうことで、子供の考えを整理させます。「教えるは二度学ぶ」の言葉通り、考えを口に出すことで記憶として定着しやすくなります。

どんな質問が有効なの?-有効な質問10選!

「質問されて考えるという習性が人間に備わっていることは分かったけど、じゃあ、どうしたらいいの?」と不安に思われた方、ご安心ください。これから、有効な質問をご紹介します!

「○○はどう思う?」

これは、率直に意見を訊く質問です。意外とシンプルに質問している親御さんが少ないんです。また、質問はしているが「でも…」と直ぐに否定してしまう親御さんが非常に多い。なので、このシンプルな質問が出来るようになれば、他の親御さんよりも子育て上手になれるかも!?

(テレビを見た後、料理を食べた後などに)「○○どうだった?」

これもシンプルな質問です。この質問はテレビを見た後、料理を食べた後、スポーツを観戦した後に感想を訊く質問です。子供が「ええ、知らない。」とか「疲れた。」と言うのは本当に疲れた時もありますが、親御さんが子供の感想を聴いてくれないから話したくないという意思表示でもある訳です。

なので、これからは積極的に子供の感想を訊くようにしてみましょう。子供にも子供なりの考えがあります。その考えを引き出すのは親御さん次第です。もしも、今、テレビを観ているなら観終わった後に訊いてみて下さい!

感想が返ってきたら、「どこが面白かった?」「どこが好きだった?」「どこが嫌だった?」「どこが楽しかった?」と感想に対して、どんな場面でそうなったのかを訊いてみて下さい。そうすると、より考える力を鍛えることが出来ます。これはテレビやスポーツを観た後も同じです。

「○○はどうしたいの?」

これは、子供の真意を訊きだす質問です。子供が本来やりたかったこと、試してみたかったことを訊くことで、子供の中で自分がやりたいこと、やりたかったことを明らかにしてあげます。こうすることで、早い時期から打ち込めるものが見つかります。また、心から打ち込めるものが見つかった場合、将来想像も出来ない偉業を成し遂げるかもしれません!

なので、これは可能性を引き出す質問でもある訳です。

(失敗した後に)「○○は本当はどうしたかったの?」

先程の質問に近いですが、これは試した結果、失敗してしまった時に訊く質問です。誰も失敗したくて失敗する人はいません。子供も同じです。「本当はこうしたかったけど、出来なかった。」という答えが返ってきたら成功です。

前述の答えが返ってきた場合、「じゃあ、次はどうする?」「どこを直したらいいかな?」と訊いてみて下さい。教えるのではなく、子供の考えを引き出し、感覚を言葉で説明させてあげます。

こうすることで感覚を説明する力も鍛えます。感覚派の人は擬音で伝える人が多いかと思いますが、それでは自分の感覚を他人に伝えること、教えることが出来ません。この質問は一石二鳥な質問と言えるでしょう!

「○○はどうなりたいの?」

これもシンプルな質問です。子供がなりたい人物像、将来像を引き出します。小さい頃は「仮面ライダーになりたい!」とか「ウルトラマンになりたい!」と言うかもしれません。それもOKです!

大事なことは、子供に考えさせて、その考えを引き出すことです。小さな頃から「○○はどうなりたいの?」と訊いてあげることで少しずつ人物像や将来像が形成されるでしょう。

「○○はなぜそう思うの?」

これは、子供の意見や感想に対して、説明を付け加えてもらうための質問です。「僕はこう思った。なぜならば…」「こうだったから、僕はこう思う。」という風に順序立てて説明出来るようになります。より理的に説明する力が備わりますし、発言にも一貫性が生まれるでしょう。

この質問を繰り返すことで、子供自身の行動や考え方を裏付ける芯が出来上がります。なので、成長すると芯のある筋の通った大人へと成長できるでしょう。

「もしも、○○がお金持ちになったら何をしたい?」

これは、子供にイメージさせる質問です。「もしも…」という仮定をイメージさせて想像力を膨らませてあげることで、現実的には困難なことでも想像できるようになり、考える力だけでなく創造力も身に付きます。創造力とはイメージを現実世界に創り出す力です。

これは、どんな職種であっても求められる能力であり、特にクリエイターや芸術家には欠かせない能力の1つです。この能力が高まると未来への期待感を高めることができ、メンタルさえも鍛えられる可能性があります。

質問としては、「もしも、お金持ちになったら…」「もしも、○○があの人になれたら…」「もしも、○○にこんな能力が身に付いたら…」と遊び感覚で質問してみて下さい。これは、子供でなくても大人でも楽しめる質問です!

「1年前から○○が出来るようになったことは何?」

これは、子供の自己肯定感を高める質問です。自己肯定感とは自分を認めてあげる、自分を尊重する、自分を信頼する感覚です。

日本人に多いのですが、自分の長所は思い浮かばないけど短所は幾つも思い浮かぶ、そんな人が多いです。なので、この質問を繰り返すことで、子供自身が出来るようになったことを引き出し、子供の自信を高め、自己肯定感を高めます。

自転車に乗れるようになった、お箸を使えるようになった、平仮名を覚えた、足し算が出来るようになった、九九が言えるようになった、というように些細なことを幾つも引き出して下さい。

自分が出来るようになったことを考えさせて、自己肯定感を高めましょう!

「○○、他にはどんなことがあるかな?」

これは、子供の考えの幅を広げる質問です。質問をすると子供から答えが返ってきます。「そうなんだね。」とそれで終わってしまっては勿体ない。実は、子供の頭の中には、まだまだ答えが秘められています。なので、それを引き出すために、この質問が重要となってきます。

「もう無いよ。」「これくらいかな。」という答えが返ってくるまで訊いてあげるのもGoodです!ただ、毎回この質問を繰り返していると「(面倒臭い。)」と思ったり、会話として成り立たなくなるので、会話を意識しながら使うと効果的です。

「○○、やってみない?」

これは、子供の決心を誘う質問です。子供はどんなことにも興味を示しますし、好奇心や挑戦心に溢れていますが、初めての環境や場所では怯えたり、怖気づいてしまうこともあります。

なので、その時には親御さんから積極的にこの質問を使うことで、子供自身に様々な挑戦を促します。

頭で考えることは勿論ですが、この質問を使うことで経験を積ませ、これから起こる様々な状況に臨機応変に対応できるようにも促せます。

質問を使う際の注意点

ここでは、質問を使う際に、どんなことに注意すればいいのかをお伝えします。

会話を意識すること

質問するあまり、親御さんからの一方的な質問の嵐になってしまってはいけません。子供も「あれ?ママは何で質問ばかりしてくるの?やめて欲しいな。」と思ってしまいます。なので、質問は重要ですが、質問を有効にするために会話を意識して、会話の中で質問するようにしましょう。

相手の話を聴いてあげること

これは、先程の会話を意識することにも繋がります。相手の答えを引き出すまでは良いのですが、「ええ、そうなんだ。ふ~ん。」と片手間で返事しないようにしましょう。出来る限り、心から子供の話を聴いてあげましょう。

もしも、掃除や料理、洗濯で忙しかったり、仕事で疲れているのであれば、頷いたり、相槌を打つことで聴いているよという意思表示をしましょう。目を合わせてあげると、子供の考えをより引き出すことが出来ます。

まとめ

子供の考えを引き出すための方法をお伝えさせて頂きました。

質問は大きな力を持っています。子供の考えを引き出し、考える力をつけるだけでなく、状況判断力や適応力も身に付けられます。また、成長していく過程で多くの壁に突き当たることもあるでしょう。しかし、小さな頃から考える力をつけておくことで、冷静に対処でき、更なる高みを目指すこともできます。

子供は無限の可能性を秘めています。でも、その可能性を引き出せるかどうかは親御さんの手に掛かっています。子供の考えを引き出せる親になりませんか?

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