『失敗』から『成長』を『楽しむ』こと

生きていると、多くの『失敗』を経験します。
それは、生まれて間もない赤ちゃんの頃まで遡ります。
始めは、歩くことも、立つことも、ましてや座ることも出来なかった。
だから、しっかり座るために最適な姿勢を試したり、立ち上がってヨチヨチ歩いてみたり、試行錯誤を繰り返します。
時にはコロンと倒れたり、時にはドカンッとぶつかったりと『失敗』するでしょう。
でも、そうして"座り方"や"歩き方"を体得していきます。
少しずつ言葉を話せるようになっても、車と電車を「ブーブー」と呼んだり、保育士さんをお母さんと間違えて「ママ」と呼んだり、ここでも『失敗』を経験します。
しかし、『失敗』を経験することで、車と電車の区別がつくようになり、保育士を「ママ!」と言わずに「先生!」と呼べるようになっていきます。
小学生になると、"自転車の操縦法"を覚えようと練習します。最初は、補助輪無しでは乗れません。お父さんかお母さんに後ろから支えてもらい、少しずつペダルを漕いでいきます。「乗れるようになったな」と思い、手を放すと、バタンッと地面に倒れてしまいます。
「痛い...」と泣きながらも、「やめるか?」と言われながらも、「嫌だ!」と練習を続けます。
何度か倒れる中で、少しずつ自転車に乗れる時間が長くなっていきます。
そして、遂には補助輪なしで、両親の助けも要らずにスイスイと前へ進んでいきます。
この"乗り心地"は、子供にとっては忘れがたく、子の"笑顔"は、親にとって忘れがたいものとなります。
小学生から、中学生、高校生、大学生へと成長していく中で、多くの『失敗』を経験します。
テストでの赤点、些細なことからのケンカ、失恋など、次第に『失敗』は"重く"、"大きい"ものへと形を変えていきます。そして、"物質的"なものから"精神的"なものが増えていきます。
社会人にもなると、膨大な数の『失敗』が立ちはだかります。
上司との年齢差からくるミスコミュニケーション、何度も断られる営業、複雑な業務、生産性のない会議、仕事に追われ蔑ろにされる家庭など、それらの『失敗』は多角的で、複雑に絡まり合います。
そして、その『失敗』の中には、あなたの心に大ダメージを与えるような”重く”、"大きく"、"尖った"『失敗』が顔を潜めています。
そういった『失敗』から"学ぶ"ことをやめる人、『成長』が止まっている人、若しくは衰退している人、『失敗』を責任転嫁している人、「我関せず」と無視する人、『失敗』を恐れる人がいます。
経験した『失敗』が"重く"、"大きく"、"尖った"ものになればなるほど、あなたの心は"蝕まれ"、"凹み"、"恨み"、"妬み"、"憂い"、再び起き上がれないようになっていきます。
しかし、『失敗』から目を背けることこそ、最も恐れるべき行為です。
それは、生まれてから現在に至るまで、あなたは『失敗』によって作られてきたからです。
ハイハイできるようになったのも、歩けるようになったのも、言葉を話せるようになったのも、お箸を持てるようになったのも、紐を結べるようになったのも、友達が出来るようになったのも、自転車に乗れるようになったのも、字が書けるようになったのも、キャッチボールが出来るようになったのも、クロールが泳げるようになったのも、ドリブルが出来るようになったのも、サーブが打てるようになったのも、外国語が話せるようになったのも、テストで高い点数を取れるようになったのも、絵が描けるようになったのも、料理が作れるようになったのも、パソコンが使えるようになったのも、ゲームが上手くなったのも、選抜に選ばれるようになったのも、試合で優勝出来たのも、営業実績が上がってきたのも、昇進できたのも、最愛の人と出会えたのも、海外旅行に行ったのも...
数え切れない『失敗』から学ぶことで、あなたは『成長』し、"壁"を乗り越え、"階段"を上がり、"泥濘"から一歩を踏み出すことで、これまでの"成果"を手に入れてきました。
あなたの"成果"は『成長』した証であり、その『成長』は『失敗』した証です。
したがって、"成果"に囚われるのではなく、『成長』に囚われること。
そして、『成長』するために、たくさんの『失敗』を経験すること。
その『失敗』から『成長』への過程を『楽しむ』こと。
「好きこそものの上手なれ」という言葉にもあるように、『楽しむ』ことが『失敗』を乗り越える最高の"特効薬"です。
「努力に勝る天才なし」という言葉にもあるように、"努力"は全てを凌駕します。では、なぜ
"努力"が出来るのか、それは『楽しむ』ことが出来ているからです。『失敗』を『楽しむ』ことが出来るなら"成果"も自ずと付いてきます。
"『失敗』から『成長』を『楽しむ』こと"を伝えること、体感してもらうこと、経験してもらうこと、学んでもらうこと、そして、"『失敗』から『成長』を『楽しむ』人"を増やしていくこと。
これが、僕の"ミッション"です。